座標軸 2021.02
老いて創める
春めくと思いつつ執る事務多忙 高濱虚子
「いまさら」と知人に揶揄されながらパソコン教室に通い始めた。この年になると習い事は難しい。教わる端から抜けていく。手も思うように動かない。
思い返すと、若き日、今からもう60年前になるが、和文タイプを習いかけた時がある。第一子の産休のとき、休みの日々がもったいないと始めたのだが、出産とともにやめになった。1980年代に入り、職場にパソコンが導入された。「教えましょう」と言ってくれる人もありながら、つい目先の忙しさにかまけて機を逃してしまった。
※詳細は2021年2月号本誌にて。
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