座標軸 2021.08

禍転じて福となす
向野幾世【奈良大学元講師】

 
 そよりともせいで秋立つことかいの   鬼貫

 この暑さの中、ワクチン狂騒曲とオリンピック交響曲が同時に鳴り響いている。長年障がいのある人たちに関わって生きて来た身には、パラリンピックこそはメダル抜きに心こめて応援したい。そして学びたい。彼らの精神「失われたものを数えるな、残されたものを最大限に生かせ」をモットーに生きる姿こそは今、求められる姿だと思うから。
 コロナ禍に見舞われて一年はゆうに過ぎた。ワクチン接種に出口を求め、未曽有の国難を乗り切ろうとする今、パラアスリートたちの生き抜く力・復活力・回復力を学びたい。
 
 10数年前の夏、禍福を一身に生きた方に出会ったことがある。「しいのみ学園」の園長、昇地三郎先生である。ある出版社の30周年記念の会場であったが、開口一番、「この8月16日の誕生日で101歳になりました」に驚く。

 ※詳細は2021年8月号本誌にて。

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