座標軸 2021.10

2021年10月号
木に教わる
向野幾世【奈良大学元講師】

老の掌をひらけばありし木の実かな 後藤夜半

 天高く馬肥ゆる秋という季節感はいつのことを指すのだろうか。コロナ禍で縮こまった身体を思いっきり伸ばし、深呼吸をしたいと久しぶりの奈良公園。
 木々の色づきも始まる頃と見回せば、なんと数本のナンキンハゼの大木が切り株だけになっている。どうやら奈良公園とその奥に広がる春日山原始林でも、外来種のナンキンハゼの木を伐採しているらしい。このような移入植物の侵入拡大により、原始林本来の姿が失われ自然破壊が起きているとか。森林ボランティアをしている友人から「多様性の低下」という言葉を聞いた。
 

 ※詳細は2021年10月号本誌にて。

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