座標軸 2022.02

2022年2月号
一汁一菜でよいという
向野幾世【奈良大学元講師】

 山椒をつかみ込んだる小なべかな  小林一茶

『一汁一菜でよいという提案』、これは料理研究家・土井善晴氏の著書の題名である。
 一家5人の賄い方となって7年目。夕食の献立のことがいつも頭にある私にとって、本の書き出しからとりこになった。「この本は、お料理を作るのが大変と感じている人に読んでほしいのです」。
 先日、新聞に、最近の若い夫婦は外食か調理済みの食品を買ってくることが多く、家で調理する機会が減って包丁が姿を消しつつある、とあった。息子に聞いてみると「僕も独身の時そうだった。夜10時過ぎまで仕事をして帰る時には、コンビニの出来合いで済ますのは普通だった」。独身や一人住まいならともかく、そうはいかない。
 

 ※詳細は2022年2月号本誌にて。

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