友好の橋 2021.02

デンマーク王国
Kingdom of Denmark

日本の近代酪農を指導した酪農先進国

 今年は丑年。日本人と牛のかかわりは、大陸から持ち込まれた5世紀の古墳時代に始まります。当初は農耕や運搬に使われ、肉も食されましたが、仏教に篤い天武天皇が675年に肉食を禁じて以来、明治時代まで牛肉や乳製品の利用はほとんどありませんでした。

 一方、おとなしく働き者の牛は家畜として人々の暮らしになじみ、「牛に引かれて善光寺参り」などの伝説も生まれます。約50年前、牛は農耕に使われなくなり、今では酪農が中心。日本の近代酪農を指導したのが酪農先進国のデンマークで、明治以来、多くの指導者が北海道など各地に招かれました。

皇室と親密なデンマーク王室

 デンマークの面積は九州とほぼ同じで、人口は約581万人。日本との国交は幕末の1867年から。欧州最古とされるデンマーク王室と日本の皇室は親密で、令和元年の天皇即位礼には皇太子夫妻が来日しました。

 内村鑑三は明治44年の講演「デンマルク国の話」で同国の植林事業を紹介しています。19世紀、宗教迫害でフランスからデンマークに移住したカルヴァン派の人たちが、ピースの荒野を植林で肥沃な農地に改良し、農業立国の基礎を造ったのです。

 ※詳細は2021年2月号本誌にて。

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