友好の橋 2021.03

バチカン市国
Status Civitatis Vaticanae

小豆島のオリーブ公園に立つ15メートルの白い十字架
世界最小の国の大きな外交力

 バチカン市国は、ローマ教皇庁が統治するカトリック教会と東方典礼カトリック教会の総本山で、教皇が国家元首という特殊な国。日本との関係は1549年のフランシスコ・ザビエル上陸に始まります。人口約800人と世界最小の国ですが、歴史をかけた宣教師らの命がけの伝道により、今や世界中に約13億人の信徒を擁し、国際政治に大きな影響力を持っています。ヨーロッパで台湾と国交のある唯一の国です。

 2019年、教皇フランシスコが38年ぶりに来日し、長崎や東京ドームでミサを開催、核兵器の廃絶や災害復興への勇気、いじめの解消などをアピールし、話題を集めました。

 日本のオリーブ発祥の地として知られる香川県小豆島のオリーブ公園では毎年3月、黄色いミモザの花が咲き乱れます。そこでひときわ目を引くのが、高さ15メートルもある白い十字架です。

 小豆島へのキリスト教宣教400年を記念し、1987年に地元のカトリック信徒らが建てたものです。当時のローマ教皇ヨハネ・パウロ2世はこれに対し、メッセージを寄せました。「この地を訪れ、世界の諸民族のまことの平和と友愛のために奉仕しようと決意する全ての人びとのゆえに、神のゆたかな祝福を祈る」。

 ※詳細は2021年2月号本誌にて。

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