時代に咲いた花 2021.08

マダム・C.J.ウォーカー(下)
縮れ毛を矯正するオリジナル美容法が大評判に
その財で黒人の地位向上や慈善活動に情熱を注いだ

 将来を模索していたサラには、もう一つ大きな悩みがありました。頭皮のトラブルで髪のほとんどが抜け落ち、フケとかゆみに苦しめられていたのです。貧しい生活による栄養不足、水道や電気のない当時の衛生状態の悪さが原因でした。

 そこで、理髪店を営む兄たちから髪の手入れ方法を教わり、のちに同業のライバルとなる黒人女性アニー・マローンが開発したヘアケア製品を試したり、自分で調合したものを使ったりと、試行錯誤しながら頭髪の研究を始めます。

 そして1905年、37歳のときにマローンの販売代理店となってコロラド州デンバーに移り住んだサラは、マローンの製品を売るかたわら美容法を探究し続け、ついにオリジナルの育毛剤の開発に成功するのです。
 娘や近所の人たちにも試したところ、「数週間後には、抜けるよりも早く髪が生え」、効果を確信した彼女は、「ワンダフル・ヘア・グロワー」として商品化しました。
 

 

 ※詳細は2021年8月号本誌にて。

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